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デザイン思考はまずやってみるが大事: Udemy すぐに使えるデザイン思考!を受講してみた

デザイン思考を実践するまでのハードルの高さ

デザイン思考の学習をはじめたばかりの人は、ワークショップに参加したり、書籍を読みながら、デザイン思考への理解を深めていくことが多いと思います。その内容を、職場や自分の所属するコミュニティ、あるいは個人の趣味の場で活用しようとすると、ワークでは異なる難易度の高さを感じることがあります。

わたし自身、ワークショップでデザイン思考を学んでいるところですが、より身近なシーンでクイックかつスピーディーに活用できたらと思っています。そこで、デザイン思考を習慣化するために、Udemyのオンライン講座「すぐに使えるデザイン思考!〜基本をおさえ、日常にイノベーションを起こす38個の習慣〜」を受講しました。

Udemy 【超実践】すぐに使えるデザイン思考!〜基本をおさえ、日常にイノベーションを起こす38個の習慣〜

Udemy すぐに使えるデザイン思考!の概要

Udemyはとにかくセールがお得

わたしがこの講座に出会ったのは、Udemyのセール広告です。¥19,800のところ、なんと¥1,750で受講できました。本一冊の価格で受講できると考えると、かなりお得です。Udemyは定期的にセールをしているので、チェックしてみるといいかもしれません。

デザイン思考を学んでみたけど分からないという人におすすめ

講師は、サイボウズでSEとして働く傍ら、週4日勤務で3つの複業をこなすという渡辺拓さんです。最近の Twitterを見ると、沖縄でテレワークをされているようですね。

渡辺拓さんは、日常にデザイン思考を取り入れていきたい以下のようなひとに、この講座をオススメしています。

このコースの対象受講者:
・デザイン思考を学んでみたいけど、よくわからない
・これからの時代に活かせる問題解決力を身につけたい
・職場で一目置かれるアイデアマンになりたい
・「0」から「1」を生み出すクリエイティブな思考を身につけたい
・ポジティブな職場の雰囲気を作りたい
・日常の業務を効率よく改善していきたい

https://www.udemy.com/course/design-thinking-for-everyday-life/

シンプルなプロセスでデザイン思考を実践しよう

本講座では、一般的なデザイン思考のプロセスとは違ったプロセスが紹介されています。それは、アイデア、試作、フィードバックという3ステップです。d.schoolで紹介されているような、共感、問題定義、創造、プロトタイプ、テストという5つのプロセスを簡略化したものです。

このようにプロセスが簡略化されていのは、渡辺さんが「まず、やってみる」という実践を重視しているからです。プロセスをシンプルにして難易度をさげることで、「わくわくした気持ちを形にして育てる」というサイクルを回していくことができるようになります。

デザイン思考の原則であるプロセス重視は、何がなんでも5つのプロセスを厳守することではないと理解しています。したがって、デザイン思考を実践するために、プロセスを簡素化するというアプローチは歓迎すべきでしょう。

講義内容は次の通りです。個々のプロセスの中でどのような手法を使っていけばよいかが解説されています。紹介されている個別の手法を実践するためには、この講座だけでは解説が足りないところがあると感じました。そういったところは、別途、書籍などで理解を補った方がよさそうです。

デザイン思考の基本となるエッセンスを解説し、
デザイン思考を「日常へ活かす方法」について解説します。

デザイン思考で学べるマインドセットやスキルの解説に始まり、
・本質はアジャイル開発にも活かせる「デザイン思考の基本サイクル」
・UXデザインでも利用されるヒアリング手法「弟子入り」
・アイデアを生み出す技法「要素分解・フィルタインプット・アナロジー」
・生まれたてのアイデアに魂を吹き込む「コンセプト・ストーリー」
・誰でもできる簡単な試作法「ペーパープロトタイピング」
などの実践的な方法について解説し、
また各章の最後には
『クリエイティブ・スイッチ〜デザイン思考の活かし方〜』
として、日常に活かすための38個のヒントを収録しました。

https://www.udemy.com/course/design-thinking-for-everyday-life/

身の回りの課題解決にデザイン思考を活用していこう

わたしがデザイン思考を学びたいと思ったのは、新規事業の創出や業務改善といった業務で活用だけでなく、生活の中での課題解決にもデザイン思考を使っていきたいと考えたからです。

スタンフォード大学のd.school出身で、以前参加したワークショップの講師の方は、デザイン思考を個人の目標設定に活用しているということでした。これには、デザイン思考の活用範囲の広さを感じましたし、自分もデザイン思考を生活に取り入れていきたいと思うきっかけになりました。

わたしの今の目標の一つは、デザイン思考のマインドセットを持ちながら、日常の課題に対処できるようになることです。いずれ、自分の子供たちにも、デザイン思考を教えてあげられるようになることを目指しています。

この講座で学んだ「日常へ活かす方法」を振り返りながら、「まず、やってみる」ということを実践していきます。

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